中川ゼミ3年生を対象に、鹿児島県の重富海岸に位置する「くすの木自然館」より、浜本麦さんをお招きし、ゲスト講義を行っていただきました。
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ゴカイ研究者でもある浜本さんのお話は 大変興味深く、また熱い語りに引き込まれました。 |
「食べ物から考える生き物のつながり:持続可能な未来とは?」をテーマとした講義では、普段わたしたちが「知ったつもりになっていること」や「気づいてはいるけれど、見て見ぬ振りをしていること」などに触れる話題が次々と示され、ゼミ生、教員共にも、改めて自らの行動を振り返る機会となりました。
なかでも、「SDGs」に関する学びは、大きな刺激となったようです。
<学生の感想より>
・SDGsについて、言葉だけ知っている、もしくは知ったふりをしていたことに、今回の講義を受けて気づきました。(中略)まず自分が「知らないということを知ること」が、SDGsに取り組む1番の入り口だと思いました。
・日本の現状を知って、今すぐにでもみんなが変わらなければならない深刻な状態なんだなと理解した。今自分にできることをやろうと思った。
SDGsを掲げる企業がなぜ多いのか、何もしてないのでは?という、普段から感じていた、しかし、とても鋭い質問も出ました。
また、「持続可能性」をより身近なところから考えるきっかけとして、浜本さんからは、
「ノルウェー産の安価なサーモンと三重県産のサーモンより高額なメバチマグロ、さて、あなたはどちらを買いますか?」
という質問が投げかけれました。
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メバチマグロに多くの手があがりました。 |
食・農と環境とは、お互いに切っても切り離せない、ダイレクトに影響を与え合う関係にあります。
中川ゼミでは、地域マネジメントを大きなテーマとして、観光、食、環境という三つの視点を軸にしたグループに分かれ、活動しています。今回は特に、環境グループに学びの多い機会になったと思います。
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最後に記念撮影 |
<学生の感想より>
自分たちが住んでいる美しい地球を守るために、自分たちができることをして、それを少しずつでも広げていきたいと感じました。全ての行動が無駄にはならないとおっしゃっていたので、なんでも果敢に行動していきたいです。
最後に、浜本さん、ありがとうございました。(中川)