中川ゼミ:オンラインゲスト講義「持続可能な地域づくり軋轢と対立を乗り越えて ~よそ者・専門家の役割~」

 11/17の総合演習2において、筑紫女学園大学現代社会学部の上村真仁教授を招き、ゲスト講義「持続可能な地域づくり軋轢と対立を乗り越えて ~よそ者・専門家の役割~」をしていただきました。

上村先生は、民間企業の地域環境研究センターや、沖縄県石垣島のWWFジャパンによる珊瑚礁保護研究センターでの勤務を通し、内発的地域おこしに関連した活動をしてこられました。そうした現場での経験について、特に「よそ者」が地域の中に入っていくことでどんなことが起こったのか、について詳しくお話ししていただけました。




ゼミ生からは、どうしたら地域社会からの信頼を得て活動ができるのか、といった質問が出るなど、すでにフィールドワークを始めている、あるいは、これから始めようとしている自分たちに、上村さんのお話をどう生かすことができるのかを考えるきっかけにもなったようです。

また、感想としては、以下のようなものが上がり、地域活動のリアリティを学べる機会になりました。

--- 都市部で考える環境保全と現地で行う環境保全にはギャップがあり、問題を解決して終わりではなく、時間をかけて地域住民とともに持続可能な地域を作っていくのだと学びました。地域の子供たちとともに活動することで、その子ども達も地域のことを考えるきっかけになると思いました。(M)

--- まちづくりを行なっていく上で必要になってくることがとてもよくわかり、勉強になりました。柔軟な考え方と、それぞれの協力によって目指していくゴールが成し遂げられるということを感じました。空港(建設)の話では、賛成でも、反対でも、その地域を大切にしたい気持ちはもっていて、それを反映させて、最終的に陸上に空港を作ったという話はすごいことだと感じました。(S)


貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。(中川)