農学部食品栄養学科の杉山紘基先生による研究発表が、第20回日本栄養改善学会近畿支部総会で若手研究者表彰に選ばれました。
模擬患者(simulated patient: SP)は、「ある疾患の患者のもつあらゆる特徴(単に病歴や身体所見にとどまらず、病人特有の態度や心理的・感情的側面にいたるまで)を、可能な限り模倣するよう訓練を受けた健康な人」と定義されます。
食品栄養学科では、3回生を対象に模擬患者(simulated patient: SP)参加型栄養指導演習を行いました。この演習は、龍谷大学開設以来、初めての導入です。本演習の基盤を作った本学科 中村富予教授は、次のようにお話されています。
医学生には、医療面接が義務付けられSP参加型医療面接が行われていますが、管理栄養士養成課程では、まだまだ導入している大学が少ないのが現状です。SPさんからのフィードバックを聞き、患者さんの気持ちに気づき、患者さんの心に寄り添える管理栄養士になってもらえたらと思います。