2月3日の午後、大学院農学研究科・農業生産科学モデルの修士論文報告会を行いました。(農業生産科学モデルは、学部で言うと植物生命科学科と資源生物科学科の研究室に相当します。)
研究者の卵を養成する大学院では、研究成果の発表内容ももちろんですが、審査員の先生方など聴衆からの質問に対する受け答えの仕方、その内容なども非常に重視されます。本来なら対面で行う予定でしたが、コロナ感染の急激な増大を受けて、発表者と審査員のみ対面・その他はオンラインで、というハイブリッド形式に急遽変更して当日を迎えました。
今回は、農業生産科学モデルに所属する合計10名の修士2回生が、これまで2年間の修士研究の成果を報告しました。発表者のみなさんは、それぞれの専門分野の研究で得た成果を、落ち着いて、非常にわかりやすく紹介してくれました。
質疑応答でも、それぞれきちんとした対応をしてくれました。このような場では、特に異分野の教員から、普段の専門研究では考えないような視点からの突然の質問も来ますが、そういった「想定外」にもアドリブで丁寧に対応できるほど成長した姿を見せてくれました。
終了後には、生命の浅水学科主任と資源の樋口学科主任から講評を頂きました。今回の発表者達の立派な発表に対する労いに加え、特に秋の中間発表時からの伸びに対しての賞賛、さらには研究成果を論文として公表するまでが「研究」なので残りの時間でその準備をしておくべきであること、などが述べられました。
冒頭の島研究科長からの挨拶でもありましたが、特にこの学年は在学の2年間、コロナ禍で想定外の制限がある中、実験が思い通りに進まなかったり、上手くいかなかったこともあったと思いますが、それぞれ立派な成果の発表でした。
皆さん、お疲れ様でした!
(別役)