資源生物科学科の学生と水稲農家との意見交換会

  2022年4月18日と22日に、応用昆虫学研究室4年生、入門ゼミ4組1年生と、水稲農家ユキオズファーム西村氏と伊井氏との意見交換会を開催しました。日本人の米の消費量が減少しているなかで、農学部に入学してきた新1年生と3年間学んできた4年生に、「お米」というものについてのどのように考えているか意見を聞きたいという申し出が西村氏からありましたので開催しました。米は何を基準(味、価格、産地、付加価値、品種)に選ぶのかというところから議論は始まりました。米の消費を増やすには、お米を自動販売機で販売する、おにぎりを握って販売するキッチンカー、バレンタインデーのようにお米の記念日を作る、美味しくて安全・安心を宣伝し海外の富裕層に売り込む、など色々な意見がでました。また、西村氏からは、3K(汚い、きつい、危険)と言われていた農業が、自走式トラクター、ドローンを使った播種や肥料の散布など、省力化したうえで高品質な生産物を得られるスマート農業の時代がまさに来ているというお話もありました。学生からは圃場を見てみたい、農業を体験したいとい希望もありました。実際に西村氏に学生を受け入れてもらい、農業を体験できるような場を設けていただくことにしています。今後、農家と農学部の学生が交流できるような機会を増やせていけたらと考えています。(応用昆虫学研究室:樋口)