資源生物科学科(2023年度から農学科)を志望する皆さんへ⑪~イチゴに潜む病気の検出~

チゴは子供や女性に人気のある果物ですが、病気に弱く栽培が難しい品目です。私たちの研究室ではイチゴの病気を防ぐために、いろんなアプローチで研究に取り組んでいます。その一つがイチゴ苗に潜伏している病原菌の検出です。まだ病気が発生していない初期の段階で感染苗を見つけることができれば、病気の蔓延を未然に防ぐことが可能になります。ヒトで言えば人間ドックで病気を早期に発見するのに似ています。それには高感度で短時間に検出する必要があるため、PCRなどの遺伝子診断技術を活用しています。現在は生産者のイチゴ苗の検査も行いながら、より簡便で迅速な検査法の開発を目指しています。 




(植物病理学研究室:平山)