2022年9月21日(水)、竹歳ゼミの3年生13名と、大阪府柏原市にあるカタシモワインフード株式会社を訪問しました。
まず、高井利洋社長から、柏原地域でのブドウ生産やワイン作りの歴史、現在の取り組みについて、お話を伺いました。当地では明治の初め頃からブドウ作りが始まり、大正の初めに当社がワイン作りに成功、その後の困難も乗り越えて現在に至っているということでした。
次に、自社のブドウ畑を見学させていただきました。ちょうどブドウが実っている時期でもあり、ワイン用に使われているブドウや、これからワイン用にするために開発中のブドウも、少し味見させていただきました。
さらにブドウ畑から集落の中を少し歩いて、奈良時代に遡る地域の歴史についてもご説明いただきました。
最後に、ワイナリーに戻って、雰囲気のある和室にてワイン・テイスティング。ワインに関心がある学生も、飲んだことがないという学生も、高井社長の元気なトークのもと、和気藹々とした時間を持ちました。
「よいブドウでよいワインを作るだけでは、外国産など他にもそういうワインは多くあって競争力がない。テロワール、つまりこの地域の地理や歴史の物語をいかに加えて価値を高めていくかが重要」、という高井社長のお話が印象に残りました。
なお、今回の見学は、龍谷大学と近畿農政局との包括連携協定に基づいて、近畿農政局よりご紹介いただいたことによるものです。当日は近畿農政局の3名の職員の方々も参加されました。当日の様子は近畿農政局のHPにも掲載されています。→こちら
(竹歳)