農業生産科学モデル・修士論文中間報告会を行いました。

9月1日、大学院農学研究科・農業生産科学モデルの修士論文中間報告会を行いました。(農業生産科学モデルは、学部で言うと植物生命科学科と資源生物科学科の研究室に相当します。)


この中間報告会は次の春に修士修了予定の修士2回生が対象で、農業生産科学モデルでは9名が該当します。修士課程は2年しかありませんが、学部での卒業研究などで経験も積んだ大学院生にとっては、その経験・知識をもとにさらに大きな課題に取り組むには十分な時間です。そんな研究過程でも、例えば、想定外の発見があってテーマの方向性が変わったり、想像以上の壁があったり、と一筋縄ではいかないのが研究で、そこを試行錯誤して乗り越えることが大学院生に求められる経験でもあります。

発表会の様子(一部抜粋)


修士2回生にとっては残り半年も切り、それぞれの試行錯誤の成果を修士論文としてまとめることを考える時期にきています。この時期に中間報告会を開催することで、各自の修士論文の方向性を検討してもらい、足りない実験・考察等を明確にして、残りの修士期間を有意義に過ごしてもらうことも一つの大きな目的となっています。


対象の9名は、それぞれの研究活動の成果を、修士論文をイメージしながらしっかりと発表してくれました。質疑でも、植物生命科学科と資源生物科学科の枠を超えた、深い議論が行われました。普段、研究室単位での活動が多い中、他の研究室、他の学科の研究課題に触れることが刺激となり、新たな相互作用が生まれていました。教員のみならず、学生からの質問も数多くあり、農業生産科学モデルの学生さんらの研究活動が、今後、学部生も交えてさらに盛り上がっていく予感がしました。今回発表された皆さんが、今回の報告会で得たフィードバックをもとに、それぞれ修士論文報告会に向けて準備していただければと思います。みなさんの報告会を教員一同楽しみにしています!


(別役)