12月21日(水)
前期にも訪問した京丹波町で現地実態調査を実施しました。今回は中山間地において農産物や農産加工品のブランド化に取り組んでいる事例です。
午前中にお邪魔したのは丹波栗で有名な丹波農園です。高品質の栗を国内最大級の農園で生産しておられます。京丹波町は丹波栗の知見度を向上させ、地域ブランド化させることを目指しています。栗が実っている状態を観察することはできませんでしたが、経営戦略やマーケティングに対する現場レベルの考え方を教えていただきました。
栗栽培の技術面を教えていただく |
個別経営としては最大規模の選果場 |
AI制御で栗を拾うロボット(試験中) |
また、来年は秋に収穫のお手伝いをさせていただき、美味しい栗ご飯を食べさせていただくことをお約束いただきました。「地域特産品の知名度を向上させるためにはどんな方策が考えられるのか」は興味深いテーマでもあります。今後、香川ゼミは定期的にお邪魔することになりそうです。
経営戦略について教えていただく |
午後に訪問したのは丹波ワインです。こちらもブドウが実っている畑を見学することはできませんでしたが、ブドウ栽培の実際やワインの製造工程について施設見学をしながら教えていただき、今後の事業展開に関する考え方やプロモーションについて教えていただきました。
ワインの瓶詰め作業 |
剪定作業を体験させていただきました |
今後の事業展開についてディスカッション |
ありがたいことに試飲もさせていただき(引率教員は我慢!)、学生達はとても楽しんでいました。ブドウの収穫やワインの仕込みを見学したり、丹波ワインの更なる展開について学んだりするために、こちらについても定期的に訪問することになりました。
両事例とも、マーケティングや経営戦略に関し、教科書通りのことと、独自の取り組みをミックスさせておられました。学生達にとっては生の声を聞かせていただくことで随分と勉強になったようです。今回もしっかりと準備をして調査に伺ったので沢山の質問をし、有意義な意見交換ができました。学生の皆さん、お疲れ様でした。また、調査にご協力くださった丹波農園、丹波ワインの皆様方、本当にありがとうございました。
(香川)