植物ゲノム工学研究室(土岐教授)では、より精度が高く、効率が良いゲノム編集技術確立を目指した研究を行なっています。土岐先生は世界でこの分野をリードする存在とも言えます。
そんな土岐先生と共同研究を行うことでそれらゲノム編集技術を応用利用したいという目的で、ポーランドのUniversity of Agriculture in Krakow(クラクフ農業大学)から、Tomasz OLESZKIEWICZ (トマス オレスッキービッツ)博士が外国人客員研究員として半年間滞在されています。トマスさんは、植物ゲノム工学研究室において、研究室らの学生らと一緒に日々研究を進めておられますが、外国の博士研究員がおられることで研究室の学生にも大きな刺激になっているようです。
今回、折角の機会ですのでトマスさんにご自身の研究内容を紹介していただくセミナーを学科で開催しました。トマスさんは日本文化にも興味を持っておられ簡単な日本語も使われますが、もちろん研究セミナーは英語です。「Callus model systems in carrot genome engineering」と題した約1時間のセミナーで、トマスさんの特に博士研究に関してご紹介いただきました。
学科教員と主に土岐研の学科学生らに加え、他学科の教員らも参加してくださって、セミナー後にはいろいろな質疑応答が行われました。
英語での質疑応答ということで、さすがに学生さんからの質問は出ませんでしたが、研究室に戻っていろいろと英語で聞いてくれていたらなと思います。教員にとっては久々の研究セミナーで刺激になりました。またおそらくは初めての体験となる学生さんらには、研究の世界では国境はないということ、そして英語がその重要なコミュニケーションツールになっていることに気づいてくれたらと思います。トマスさん、貴重なセミナーありがとうございました!
なおトマスさんの滞在はポーランド政府給付金によります。