2023年6月2日、大津市の「コラボしが21」で開催された関西病虫害研究会第105回大会で、応用昆虫学研究室修士課程2年生の阿南創君が、「クモヘリカメムシに寄生するヤドリバエの種と寄生率」と題して口頭発表しました。水稲に斑点米被害を引き起こすクモヘリカメムシについて、成虫に寄生するヤドリバエの種と寄生率の推移、幼虫に対する寄生の有無、越冬成虫に対する寄生状況などについて紹介しました。会場からは、クモヘリカメムシを採集した場所、寄生されたクモヘリカメムシの繁殖能力の有無、ヤドリバエのクモヘリカメムシ成虫への産卵箇所などについて質問がありました。今後の研究の参考になりました。
(応用昆虫学研究室 樋口)