丹後でのフィールドワーク

2023年9月30日~10月1日の1泊2日で、食料農業システム学科竹歳ゼミ3回生が丹後地方でフィールドワークを行いました。

初日は、丹後由良にあるハクレイ酒造を訪問しました。古い酒蔵を見学して酒造りについて説明していただき、地域活性化の取り組みについて伺いました。ちょうどその週末に、舞鶴を中心に「艦隊これくしょん」とのコラボイベントが開催されており、ハクレイ酒造さんでもコラボ商品などが売り出されていました。これを目当てに、アメリカやシンガポールからもお客さんが訪れており、学生たちはそうした方にも直接話を聞いていました。




翌日は、まず丹後ちりめん歴史館を見学しました。丹後地方は現在でも絹織物の産地ですが、かつては今よりもずっと大きな生産量を誇っていました。ここでは、特産品の「ちりめん」織りの工程や機械を見ることができます。



次に、天橋立ワイナリーを訪問しました。ここでは、ワインの醸造タンクや熟成庫を見学した後、自社のブドウ畑を見学しさまざまな説明をしていただきました。近くの海に堆積した牡蠣殻を畑に投入している取り組みや、それを含めたブランド化、ここでワイナリーを営む目的や意義など、学生からもいろいろな質問が出ましたが、それらに対して丁寧かつ詳しく答えていただき、大変よい学びになりました。その後、併設のレストランで地場野菜の料理やワインをおいしくいただきました。





竹歳ゼミでは、本年度、「嗜好品とSDGs」をテーマに学習してきましたが、今回のフィールドワークは、実際のさまざまな取り組みについて学ぶよい機会となりました。 (竹歳)