6月5日に、農学科の野菜園芸学研究室(滝澤研)と生命科学科の多細胞動態研究室(別役研)で合同セミナーを行いました。
農作物生産に焦点を当てた農学科と、生命現象そのものに焦点を当てた生命科学科ということで、それぞれ特徴のある両学科ですが、大学院では同じ農業生産科学モデルに属しています。ここ数年、主にシロイヌナズナを研究対象にしている別役研の修士学生が「どうしてもトマトがやりたい」ということで、トマトを研究材料にされている滝澤研に話を聞きに行く機会が増えました。逆に滝澤研でも遺伝子機能に着目した研究も進めたいということで、別役研に来られる修士学生さんもおられました。そこで、ひょんなことから両教員の間で、せっかくなので両研究室の合同セミナーをやって学生交流会をしようという話になったのがきっかけです(教員は日にちと場所だけ決めて、もちろんあとは学生さんに丸投げです。ごめんねー)。
この日の半日を使い、まず別役研から学生5人(D1、M2、M1、B4、B4)、滝澤研から学生6人(M1、M1、M1、B4、B4、B4)が、両研究室の教員からの研究室の研究内容紹介の後にそれぞれの研究内容に関してプレゼンを行いました。ある程度の経験やデータもある大学院生はとても堂々とした発表でしたし、まだ研究を始めたばかりか始めるところの4回生も自分たちの研究をしっかり理解して、今持っているデータやこれから行う研究に関してしっかりした発表をしてくれました。お互いに普段あまり聞かない内容なので、どれだけ質疑応答が盛り上がるか両教員も心配でしたが、そんなことが杞憂に終わるくらい質疑応答も盛り上がりました。普段の研究室セミナーでは「いつもの話」ばかりですが、「わからないからこそ」の盛り上がりですね。
終了後は、そのまま両研究室の懇親会を行いました。こちらもプレゼン大会以上に盛り上がり、通りかかった某先生も交えて、両研究室や両学科のいろんな話題で、笑顔の絶えない良い交流会となりました。今回、第一回と称したことで、第二回の主催者も別役研の某くんに決まり(しかも「その時までに今日紹介した研究のデータを出す」と力強く宣言、、)、両教員にとっては、今後の学生さん同士の交流と切磋琢磨が楽しみな限りでした。
最後になりますが、今回の企画・運営は修士の松山くん(別役研)はじめ、学生さんがほぼ全てやってくれました。この場を借りて両教員からもお礼を言いたいと思います。お疲れ様でした。
(別役)