食料農業システム実習「香港フードエキスポ2024」研修での学び(後半)

2024年8月12~19日7泊8日の日程で、食料農業システム学科の学生9名と教員1名(金子)で香港へ研修に行きました。

研修後半の具体的な内容を3年生の太田さん、松井さんに聞いてみたいと思います。

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8月14~17日の4日間、準備日を含め香港フードエキスポ会場にてインターンシップを行いました。香港フードエキスポとは香港貿易発展局が主催するアジア最大級の食品見本市であり、世界各国の食材や食品が集まり、多くの日本企業も出展を行うイベントとなっています。今年のジャパンパビリオンは、JETROや平和堂、京都信用金庫等の主催により多くの食品企業のブースが設置されました。

和歌山県ブースのマルヤマ食品様、京都信用金庫ブースのムシロジックホールディングス様・テモテ様、滋賀県平和堂ブースの企業様12社(下記写真)と、多くの企業様に協力をいただき、インターンシップを行いました。

私達は香港に行く前の事前研修において、香港の歴史や文化、経済等を学びました。また、地域や商品の魅力を伝えるために自分自身はどのような役割を果たすことができるのかを考えて目標を設定し、簡単なフレーズの練習などを行い、魅力を発信できるよう準備しました。

インターンシップ1日目は飛び交う様々な言語に緊張し、うまく企業や商品の魅力を発信できませんでした。自分が感じた商品の魅力を相手に伝えること、また、それを英語や広東語で伝えるという言葉の壁を感じました。


しかし、「Hello」や「Thank you」といった言葉や、目を見て話すことを意識することで、商品のパンフレットや試飲を手に取ってもうことができました。


坂本農林水産大臣に対してもマルヤマ食品様の商品をご紹介し、ご試食いただけました。


通訳さんに使いやすいフレーズを聞いたり、その日に振り返りをすることで、2日目には自分が話した言葉が相手に伝わり、嬉しかったです。


自分が紹介した商品を買っていただけたり、名刺を交換できた時は達成感がありました。


流暢な会話ではなくても、自分から話しかけに行くことやポップを使って説明するなど伝えたいという気持ちが大切だと感じました。

商品によってアピールの方法を変えたり、来場者によって伝え方を変えることで、その商品や地域の魅力が伝わりやすくなることを学びました。

うまく言葉にできなくても、耳を傾けてくださる方がおり、改めて「コミュニケーション」が重要であると感じました。また、企業様や担当の通訳さんとコミュニケーションを取ることで、充実した3日間になったのではないかと思います。



外国語でコミュニケーションを取ることの難しさを痛感しましたが、それ以上に楽しかったと思えるインターンシップでした。

今回のフードエキスポインターンシップは今後の就職活動やスキルアップなどの面や、新たな考え方を発見することができた面など、自分自身が成長するきっかけになりました。


香港でのインターンシップで得た学びや経験を通して、今後の自身の就職活動を考え、自己成長に繋げていこうと思います。

今回の研修後半でご協力いただいた平和堂・和歌山県・JTBのご担当者様、インターンでお世話になった企業様、香港貿易発展局のご担当者様、ありがとうございました。

(太田、松井)

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今回の研修でお世話になりました皆様へ心より御礼申し上げます。(金子)