園芸学会令和7年度春季大会に参加しました。

 3月20日と21日に日本大学で園芸学会令和7年度春季大会が開催されました。野菜園芸学研究室からは修士1年生の董さんと4年生の則信くんがそれぞれ,「単為結果性トマト‘べにすずめ’の種子生産阻害要因の解明」と「トマトの植物体の形態に関与するQTLの同定」という内容でポスター発表してくれました。董さんも則信くんもたくさんの人に質問してもらえて、とても良い経験になったようです。董さんはあと1年あるので、ぜひ学会でもらったコメントをこれからの研究に活かしていきましょう。



 さて、私事になりますが、このたび「トマト等の単為結果に関する研究」という内容で園芸学会奨励賞を頂きました!単為結果は受精なしに着果と果実肥大が誘導される現象で、種なし果実の生産や着果処理の省力化、高温などの不良環境条件下での安定生産を可能にします。
 タイトルに「トマト等」とあるように、トマトから研究を始めて、カボチャに手を出し、お次はイチゴとナスだという感じで「等」の種類を増やしながら研究を進めてきました。これからも果菜類の単為結果に関する研究を続ける予定ですので,興味がある人はぜひ野菜園芸学研究室の門を叩いてください。


野菜園芸学研究室 滝澤