12月21日(水)に、2年生向け基礎演習Ⅰの一環としてタキイ園芸専門学校前校長の福嶋雅明先生を招聘して、「世界の種苗業界の現状と野菜のF1育種について」と題した講演会を開きました。受講者たちは、近い将来、多国籍大企業が世界の種苗業界を寡占する恐れがあるというお話しにまず驚き、野菜の消費低迷や農業の後継者不足が種苗売り上げを圧迫している現状を憂いました。次にタキイが世界の先鞭をつけたF1育種技術の懇切な解説を受け、最後にバイオテクノロジーの利点と課題を伺いました。短時間で受講者たちに強い感銘を与えたようで、様々な感想が聞かれました。