明治大学農学部 糸山先生の講演会

明治大学農学部の糸山先生は、害虫学、昆虫学がご専門で、6月2930日に樋口との研究打ち合わせに来られました。せっかくの機会ですので、講演をお願いしました。29日午後5時から「都市農業からみる害虫防除の将来」と題し、神奈川県川崎市で営まれる都市農業における害虫防除の問題点と、その解決に向けた取り組みについて紹介していただきました。農家、JA、民間企業の方々からの参加もありました。また、翌日は資源生物科学科1年生入門ゼミ1・4・6組の学生達に「限られた資源の有効利用―翅型多型は究極のエコ?―」と題し、同じ種であるにもかかわらず、形や性質が異なる昆虫の「多型現象」について解説をしていただきました。環境によって生殖方法や翅の長さを変えるアブラムシやウンカの生存戦略など、非常に興味深い内容でした。糸山先生の研究室と樋口研究室は、今後、カメムシや天敵卵寄生蜂について連携しながら研究を進めていきます。

text & photos: Hiroya Higuchi