お寺でPBL プログラム


西本願寺寺院の人的ネットワークはすごい。日本全国のほとんどの地域に寺院があり、それぞれの地域において人の生活に密着し、その地域の中核としての役割をになっています。この寺院には地域の悩みも集中し、それをどうにかしたいという思いを持った人も集まっています。

若者にその地域に入ってもらい、地域の問題を見聞きし、そして何かしらの解決案を模索し、提案してみる。このまなびのスタイルをProblem Based Learning (PBL)といいます。実社会にふれる試としては「インターンシップ」という制度がすでにありますが、それとはすこし考え方が異なります。インターンシップでは、参加学生は受け入れてくださる側の組織の用意したプログラムに従い体験します。一方、PBLでは、学生が自主的に問題を発見し、課題解決を試みようします。
 
今年、農学部食糧農業システム学科の佐藤龍子先生に、玉井・古本が補佐として、滋賀県の浄土真宗本願寺派の2つのお寺(西願寺、浄宗寺)で新しいPBLプログラムを試行的にスタートさせました。本願寺の人的ネットワークを活用し、かつ主体的に地域に学べるプログラムに育てたいと考えています。

 引き続き、このプログラムの報告をしてまいります。お楽しみに。
(古本)