3月27日、食と農の総合研究所 共同研究プロジェクト『「姉川クラゲ」配合食品の商品化に向けての取り組み』の一環として、かつて「姉川クラゲ」を食用としていた米原市大久保地区で「姉川クラゲ」の調査を行いました。調査には米原市大久保地区在住の前澤さん(83歳)が協力してくださいました。前澤さんに伊吹山麓の「姉川クラゲ」自生地を案内していただき、その食文化について詳しく教えていただきました。
前澤さんにご指導いただきました。
これが姉川クラゲ(乾燥状態)です。
「姉川クラゲ」の自生地では、農学部研究圃場で栽培することを目的として、そのもととなる「姉川クラゲ」を採取しました。雪解け後の「姉川クラゲ」が安全で美味しいため、この地域の方も3月下旬から4月上旬に採取し、乾燥させて保存食としていたようです。今回の調査では、最高な場所で最適な時期に「姉川クラゲ」を採取することができました。
簡単に採れます。
「姉川クラゲ」の栽培法を早期に確立し、美味しくて健康にいい「姉川クラゲ」を多くの方に味わっていただけるようにしたいと考えています。今後も、失われた食文化を復活させて地域貢献につなげられるよう、農学部4学科が協力して研究を進めてまいります。(玉井)