日曜日の朝は、ヒロ本願寺別院の日曜礼拝参拝から始まりました。
ヒロ本願寺別院は、町の中心部分に位置します。多くの日系人がこの日曜礼拝に集まっていました。お寺に着いて、由来などの説明を受けつつ、婦人会のかたがたから、手作りの赤いレイをもらい、それぞれ首にかけてもらいました。
(ヒロ本願寺別院の参拝)
開教使の馬場さんは、龍谷大学の建学の精神とそれを表す5つの要素「平和」「平等」「自立」「内省」「感謝」について参拝者に法話をしてくださいました。英語で聞く、建学の精神はいつもとちがって新鮮に聞こえました。
その後、日系3世や4世の方々と、交流する時間をいただきました。
(婦人会の方々からのもてなし)
みな日系人だけに、写真をみてもよくわからないでしょうが、話している言葉は英語です。熊本・広島・沖縄などを出身とするということで、地域の話や今の生活の話などを伺いました。
昼からはヒロの町のダウンタウンを散策し、その後、パホアというところの日本人墓地を参拝しました。ここは5年前の溶岩流で、墓地が飲み込まれかけたところです。
(パホアの日本人墓地と溶岩)
墓地の休憩所の壁きわまで、溶岩流はやってきました。
こんななかで、日系の方々は農業を営み生活してきたのだと、自然の恐ろしさと人のたくましさを垣間見ることのできた時間でした。
こうした自然の猛威にさらされる中で、浄土真宗がかれらの心の救いになりコミュニティーの支えになったのだと容易に想像することができました。
自然と農業とそこで生活する人々の姿を一挙に実感できる時間でした。
<3日目に続く>
(古本)