24日に深草キャンパスの成就館にて、Ryukoku Market Placeに出店しました。
経営学部の藤岡ゼミ、スポーツサイエンスコースの松永ゼミ、農学部の山崎ゼミ、古本ゼミの関係の学生たちが、それぞれの活動に関連した食品をマルシェ形式で販売しました。
同日には、政策学部のマルシェも深草駅前で実施されており、農産物の販売を、複数の学部が実施する1日となりました。
政策学部の先生が、「それぞれの学部は切り口が違うので、同じマルシェを実施してもまた学びの角度が違うのですね。面白い。」とおっしゃっていて、その意見にはおおいに頷けました。農産物の販売をするにしても、政策学部の切り口と経営学部、農学部の切り口は似ているようで違います。
その話を横で聞いていた農学部の学生は、「でも、私には、経営学部と農学部の切り口の違いがまだわかりません」と小声で話してくれました。農学部の切り口なら、「販売」に加え、「その農産物の栽培のしかた、より美味しく食べる方法、その生産物の性質、地域とそれを生産する人々について、学べて、それは経営学部ではできないんじゃない」と農学部の学科構成をイメージしながら返すと、なるほど納得した様子でした。まだ二年生、これから色々な授業を履修するでしょうが、今回体感したことを大切にこれからの学びの時間を過ごすのはずいぶん有意義なのではないかと思います。経営学部にも、スポーツサイエンスコースにも、政策学部にも、それぞれの学びに特徴がある。当たり前すぎることですが、「販売する」という行為を通じて、他の学部との比較を考えることで、良さや違いを体感できたかもしれません。
コロナも収束しつつあり、多くの方に来ていただけて、対面での販売はありがたいことでした。久しぶりに会う職員の方々と挨拶できることもとても嬉しかったです。
そういえば、先週末には、浜大津の朝市で農学部の学生が圃場で収穫された米と白味噌を一般の方に販売していました。一般の人に触れ、販売の背景を話しているうちに、自分たちの学びを振り返る時間になるのだろうなと思います。
さて、古本の研究室では、湖南市の障がい者支援施設「チャレンジファーム」との共同で販売している蜂蜜とそこの主力商品「平飼いタマゴ」、湖南市の特産品の「弥平トウガラシ」その関連商品、松永ゼミの開発した「龍谷玉」という飴のなかに含まれる蜂蜜、に関与しました。合わせて、農学部卒業生の起業した「守山びわっ子農園」のトマトも販売しました。このトマトは飛ぶように売れ、生産者の卒業生ににいい報告ができます。
初めての実施でしたので運営面での課題もたくさん見つかりましたが、またやりたいね、瀬田キャンパスでもぜひやりたいね、というのが販売に参加した関係者の想いです。
(古本)