基礎演習1の第14回に「Global Food Security and Challenge of Agricultural Research」と題して、国立研究開発法人国際農林水産業研修センター生産環境・畜産領域プロジェクトリーダー、筑波大学客員准教授の村中聡様に講演をしていただきました。コロナ感染拡大防止のため、オンライン実施となりましたが、学生に聴講しやすくするため、オンデマンド配信としました。アフリカをはじめ開発途上国の農業問題やご自身の海外での仕事で実施した研究内容などが説明されました。そして、世界の食糧・栄養供給、農業研究の重要性、研究から開発、その利用までの道筋についても紹介されました。世界の食糧事情が抱える問題を解決するためにどのような農業研究をすればよいのか、また、近年注目されているSDGsと農業についても説明され、大変わかりやすい講演でした。
学生からのアンケートに、「これからの社会では言語的な問題だけでなく世界規模の視野で物事を考える事が必要である。多様性を受け入れる柔軟な思考を持った人材であることが求められると感じた。自分が農学部で何を学びたいのかを考え直すいい機会となった。」などのコメントも多かったです。
今後の勉強や就職活動などに活かしてくれることを期待します。この講演をきっかけに、国境を越えて国際的に活躍できる社会人になってほしいと思います。
(収穫後生理学研究室 ウェンダコーン)