現在園芸店で見られる植物は、組織培養の方法で作られたものも少なくありません。最近では組織培養された水草をアクアリウムのコーナーで目にするようになりました。
少し投稿が遅れましたが、4月28日と29日の実習はセントポーリアを使って組織培養の基本について学びました。1日目に培地を作り、2日目に作った培地に切り取ったセントポーリアの葉の組織片を移植しました。この操作はクリーンベンチ内で無菌的に行いましたが、慣れない場所での細かな作業、しかもコンタミネーション(コンタミ)に気をつけながらの作業は難しかったかもしれません。
左:セントポーリア(組織培養) 中:pH調整中… 右:クリーンベンチで無菌操作
次に実習でこの成長をチェックするのは1か月ですが、コンタミネーションが起こってないか、無菌操作は成功しているかどうか定期的にチェックしましょう。また、葉の切片からどのように新たな組織が出来てくるか(根が出来てくるのか、葉が出来てくるのか、それとも・・・)、今回は2種類の植物ホルモンを使いましたので、これらの違いが数週間かけて見えてくるかもしれません。
※5月6日現在、多くの班の切片はコンタミを起こすことなく、順調に成長しています。
山本