資源生物科学実習A ③

 52027日は、実習用農場で生育・環境調査方法と農業機械の取り扱いについての実習を行いました。20日に行った生育・環境調査では、葉面積や葉色値の測定、土壌水分量や日射量などの環境要因の測定法を学びました。一方で刈払い機の実技は、一人一人が体験できる時間は短いものでしたが、少しは刈払い機がどんなものか、そして最も重要な危険性について理解してもらえたでしょうか。これらはレポート課題が課されていた上に、刈払い機の実習は農業技術検定2級の実技試験免除に関わる内容になっているので、いつも以上に真剣だったように思います。今回の受講者には学内オリジナルの終了証が配られましたが、この先は国が定める安全衛生教育の受講にチャレンジしてみてはいかがでしょうか(事業者として作業を行わせるためには必須)。

機器の使い方を教わり…(左) 実際に測定(中,右)
  
ほとんどの人が初めての刈払い機(左,中) 学科オリジナル終了証!(右)
今回はチップソーではなくナイロンコードを使いました。バッテリー式(手前)は静かで人気でした。

 また、27日はスマート農業をテーマに、農業用ドローンや自動運転可能な「アグリロボ田植え機」の実機を見ながら、クボタの職員さんから直接説明を受けました。無人で田植え機が進んで行く姿や、事前に設定されたほ場の情報をもとに自動飛行・農薬散布する姿を見て、驚きの声があがっていました。これらの機械は作業データをコンピュータ管理したり、また農業用ドローンではカメラを通して作物の生育状況や病害虫の有無も管理・解析することができます。スマート農業は、⾼齢化や⼈⼿不⾜など、現在の農業分野が抱える問題の解決につながると期待されます。最新の技術に触れることで興味を持ち、また知識を深める非常に良い機会だったのではないでしょうか。

10L以上の薬剤が散布できるドローン(左),薬剤散布するドローンと無人で動く田植え機(中,右)。
指導員のもとアグリロボ田植え機に体験乗車

山本