土壌DNAで線虫診断(植物線虫学研究室、応用線虫学研究室、長野県)

 三年間の共同研究で、土壌から直接DNAを抽出して、テンサイシストセンチュウの生息量を大まかに定量することに成功しました。この成果は、Nematological Researchという学術雑誌に論文掲載が決まりました。

 


 この方法を更に改良して、土壌の健康状態を調べる方法を開発していきます。作物の生育に適した土壌にはどのような線虫種が多いまたは少ないのか、連作などによって植物が吸収できる養分が枯渇した土壌では、線虫種のバランスはどのように変化するのか(線虫叢とよんでいます)を調べています。(浅水)