修士論文報告会(農業生産科学モデル)を開催しました。

  

 2月2日に、農学研究科食農科学専攻の農業生産科学モデル(学部での植物生命科学科と資源生物科学科に相当する研究室)の修士論文報告会が開催されました。



島研究科長による開会の挨拶


本年度は9名が該当し、それぞれのおよそ2年にわたる修士研究をまとめた修士論文成果に関して、プレゼンを用意して発表しました。そもそも論文の作成自体が大変なのですが、プレゼンはまた違った大変さがあります。


今年度の修士論文発表者(農業生産科学モデル)

 農業生産科学モデルでは、主に「食」と「農」に関わる「生物」に関する研究が行われていますが、基礎的な研究内容から応用的な研究内容まで非常に幅広い研究が展開されています。9名の学生それぞれが、綿密な準備をしたことが容易に想像できるわかりやすいプレゼンをしてくれました。そのおかげか、普段あまり直接の関わりのない先生方からも質問が飛び出し、質疑応答もとても白熱しました。それぞれの教員の専門分野も多岐にわたるため、とてもびっくりするような質問も飛び出します。数は多くなかったですが、学部生からの質問もありました(教員としてはもっとたくさんの学部生に質問してほしいですが、、)。

教員からの質問の様子


 そんな中、9名それぞれが質疑応答にも立派に対応し、無事に発表を終えました。最後は研究科の研究主任の岩堀先生から講評と閉会の挨拶です。発表者の皆さんの、この二年間の継続的な努力に労いの言葉が述べられました。



岩堀研究主任(研究科)からの閉会の挨拶


 常々思うことですが、学生さんが論文(卒論、修論、博論、投稿論文など)をまとめたり、今回のような学位論文発表会を経験すると、突然、持っている能力が伸びることが多々あります。「まとめる」という作業をすることで、視野が広くなるのかな、と勝手に理解しています。

 そんな中、教員としてはひとまわり大きくなった学生さんらの研究の進展をもう少し見てみたいところですが、9名のうちほとんどは新年度以降は社会人として活躍することになります。博士後期課程に進学する学生さんはもちろん、就職する学生さんもみなさん、龍谷大学大学院での2年間の研究活動でスケールアップした新しい自分で、今後の良い人生を切り拓いていってほしいと思います。そして、いつかまた、その活躍を大学に伝えにきてほしいと思います。9名の皆さん、お疲れ様でした!


(別役)