トマトの収穫が始まりました!

  資源生物科学実習Bのトマトの収穫が始まりました!苗を植えた当初はどうなることかと思っていましたが、順調に成長して実がなりました。ただし,水はけの悪さが原因で根腐れしてしまったり,オオタバコガによる食害があったり,色々と課題も出てきました。来年度に向けて課題を抽出していきたいですね。







 

 収穫は7月いっぱい続く予定です。収穫は1限ですが,1限の時間帯でもとても暑いので学生の皆さんは体調を整えて牧農場での作業に参加してもらえればと思います。

【おまけ】

レポートで出した課題になりますが、皆さん、左と右の写真で何が違うか分かるでしょうか?左がPat-k座の遺伝子型が野生型ホモの個体(非単為結果性)、右が変異型ホモの個体(単為結果性)の花です。よく見ると、左側の花ではがく片がきちんと分かれているのに対し、右側の花ではがく片がくっついています。花弁も野生型ホモ個体に比べ、変異型ホモ個体で細く薄いことが分かると思います。このようにPat-k座が変異型ホモの個体では単為結果が誘導されるだけでなく、花の形態にも影響が出ます。これはPat-kという遺伝子が単為結果だけでなく花の形態形成にも関与していることを示しています。このように遺伝子によっては1つの遺伝子が複数の特性に影響を及ばすことがあり、品種育成の時にはこのような遺伝子の多面効果に注意する必要があります。