高島市マキノ町在原集落と食料農業システム学科との「しがのふるさと支え合いプロジェクト」の協定締結式が11月19日(火) 滋賀県庁で行われました。協定式には学生4名と竹歳先生、金子が参加しました。
プロジェクトの内容や協定締結式について、伊藤さんから話を伺いたいと思います。
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「しがのふるさと支え合いプロジェクト」とは、人口減少、高齢化、荒廃農地の増加等が急速に進む中山間地域の活性化を目的に、農村集落と企業や大学などの多様な主体が協定を締結して行う都市農村交流等の取組を県が支援するというものです。
2024年4月から、「龍谷大学農学部食料農業システム学科」と「在原集落協定」の間で協定を締結し、地域活性化に関わる取り組みを実施しています。
在原地区は福井県との県境付近の中山間地域に位置する集落です。ご高齢の方が多く、20世帯にも満たない小さな集落ですが、広大な自然と澄み切った空気が魅力的で美しい場所です。
これまで食料農業システム学科の有志学生11名と金子先生が、在原集落協定代表の福井さん、ジビエ料理担当の松葉さんにご協力いただき、集落内の畑で4月にジャガイモを植え、7月に収穫したジャガイモを加工し、学内販売会や文化祭で販売しました。
販売の場では、在原という地域の魅力を伝えるため、そして私たちの活動に興味を持ってもらうために様々な工夫を凝らしました。多くの方に足を運んでいただくことができ、とても達成感を感じています。
生産、企画、販売の全てのプロセスを学生が主体的に考え、失敗や成功を通して多くの学びがありました。そのような貴重な機会をいただけたことにとても感謝しています。
11月19日(火) 滋賀県庁で行われた協定式では、福井さんが活動の内容についてスピーチをされました。その中で「学生が集落に足を運び活動している姿が、住民の方の「何かやってみよう」というきっかけになっている。それこそが地域活性化に繋がるのではないか」とおっしゃっていました。
私たちの活動を通して、そのように感じていただけたことがとても嬉しいです。
三日月大造知事は、学生がデザインした商品パッケージにとても興味を持ってくださり、学生に対し大変気さくに声をかけていただきました。
今後は、一緒に取り組んでくれる仲間の輪を広げていくことが目標です。
私たちの代だけでなく、今後も継続して在原地区の地域活性化に貢献できるように頑張りたいと思います。
ここからは、他の協定式参加者の感想を紹介します。(4年生 伊藤)
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式典への出席は緊張しましたが、暖かな雰囲気の会場と三日月知事のユーモア溢れる気遣いでほぐれていきました。他に3つの団体が協定を結んだため、他団体の活動についても参考になり、刺激を受けました。
三日月知事から料理やデザインに関して褒めていただき、自信と責任をもって今後も活動したいと思いました。式典後は、他団体との交流の時間もあり、立命館大学の学生の方と情報交換をすることが出来ました。(3年生 田原)
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協定式に参加した他団体は地域を盛り上げるための活動を丁寧に考えていらっしゃると感じました。SDGSを意識した取組、障害福祉との連携、斬新な活動のプロモーション方法など、多様な連携の形と取組があることを学びました。そのなかでも、私たちの活動に溢れる活気はどこにも負けていないのではと感じました。(3年生 井上)
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福井さんのお話からも、私たちの活動が自身の経験に繋がるだけでなく実際に地域活性化に貢献できていることを感じられ、大変嬉しく思いました。
他団体のお話からも協定を結ぶ双方が大変有意義であるとともに、中山間地域の地域活性化にはまだまだいろいろな角度から取り組めるのではないかと可能性を感じました。3年間と限られた期間ではありますが、その後も引き継いでくれる後輩が現れ、龍谷大学の学生と在原集落との関係が続けばと強く思います。そして、この活動を広く知ってもらえれば嬉しいです。(4年生 井美)
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関係者のみなさま、誠にありがとうございました。(金子)