園芸学会令和7年度春季大会に参加しました。

 3月20日と21日に日本大学で園芸学会令和7年度春季大会が開催されました。野菜園芸学研究室からは修士1年生の董さんと4年生の則信くんがそれぞれ,「単為結果性トマト‘べにすずめ’の種子生産阻害要因の解明」と「トマトの植物体の形態に関与するQTLの同定」という内容でポスター発表してくれました。董さんも則信くんもたくさんの人に質問してもらえて、とても良い経験になったようです。董さんはあと1年あるので、ぜひ学会でもらったコメントをこれからの研究に活かしていきましょう。



 さて、私事になりますが、このたび「トマト等の単為結果に関する研究」という内容で園芸学会奨励賞を頂きました!単為結果は受精なしに着果と果実肥大が誘導される現象で、種なし果実の生産や着果処理の省力化、高温などの不良環境条件下での安定生産を可能にします。
 タイトルに「トマト等」とあるように、トマトから研究を始めて、カボチャに手を出し、お次はイチゴとナスだという感じで「等」の種類を増やしながら研究を進めてきました。これからも果菜類の単為結果に関する研究を続ける予定ですので,興味がある人はぜひ野菜園芸学研究室の門を叩いてください。


野菜園芸学研究室 滝澤

研究成果が論文として公開されました

Nature Ecology & Evolution誌に、以下の研究論文が掲載されました。シアノバクテリアという、水中に棲む小さな植物プランクトンの進化に関する研究です。

グラフィカル ユーザー インターフェイス, テキスト

AI によって生成されたコンテンツは間違っている可能性があります。


関係する5大学でプレスリリースをしました。
研究の概要は以下を見てください。共同なので、内容はどれもほぼ一緒です(笑)。https://www.ryukoku.ac.jp/nc/news/entry-16191.html
https://www.nagoya-u.ac.jp/researchinfo/result/2025/02/-25.html
https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2025-02-19
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2025/02/press20250219-01-green.html
https://www.isct.ac.jp/ja/news/k4le4oaiw0a2

とても広範囲な専門分野の方が関わっている研究ですが、私はこの中で「緑の海仮説」について、実際の海洋環境での検証に関わりました。太古代の環境に類似すると考えられる溶存鉄濃度の高い鹿児島県の硫黄島周辺の沿岸海域で、シアノバクテリアの生物量を調査しました。その結果、緑のスペクトルが卓越した水深で、緑色光を吸収するフィコエリスロビリンを持つタイプのシアノバクテリアの比率が、他の水深より高いことが分かりました。

本成果は生物の進化を知る上で重要な知見であり、また惑星における生命活動の新たな指標となる可能性があります。NASAの宇宙生命探査チームも注目してくれているそうです。地球の目に見えない小さな微生物が、宇宙の新たな生命の探求へとつながる可能性があることに驚きます。

吉山洋子