応用昆虫学研究室2期生の卒論研究の内容が、日本応用動物昆虫学会誌第64巻第3号に掲載されました。この論文は、「共生細菌を保持したホソハリカメムシの発育零点と有効積算温度から推定した年間世代数」というもので、産業技術総合研究所との共同研究で進めたものです。
水稲に斑点米被害を引き起こすホソハリカメムシは、幼虫期に土から経口的に共生細菌を獲得していることを示し、獲得した場合、幼虫期間、産卵までの期間が短くなることを明らかにしました。滋賀県でのホソハリカメムシの年間世代数は2世代であると報告されているのですが、実験条件下で、幼虫期に共生細菌を獲得させ、発育のパラメーターを測定し、滋賀県における年間世代数を推定したところ3世代であることが分かりました。
幼虫期に共生細菌を経口的に取り込んでいるカメムシ類について、発育に関するパラメーターを明らかにするには、野外条件を再現するために飼育時に圃場の土を与えるなどの操作をして、共生細菌を保持させることが重要であることを示しています。(応用昆虫学研究室:樋口)
1回生(入門ゼミ)向けオンライン交流会を実施しました
2020年8月1日、本来ならばこの日に食料農業システム学科1回生が初めてキャンパスに集まる予定だったのですが、折からの新型コロナウイルス感染症の陽性者急増を受けて、開催を見合わせざるを得なくなりました(開催見合わせのニュース)。
ギリギリまでキャンパスでの開催を準備していたのですが、急遽オンラインでのイベント開催に切り替えて、教員からのメッセージやゼミ紹介を行いました。
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オンラインイベントのひとコマ |
途中通信が途切れるなどのトラブルもありましたが、手作り感あふれる?イベントで、約60名の参加者も楽しんでくれたのではないかと思います。
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メイキング映像その1 |
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メイキング映像その2 |
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学生スタッフによる発送物準備 |
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発送準備も一段落し、配信中! |
学生スタッフは、ゼミ紹介に参加してくれただけでなく、当日キャンパスで配布する予定だった書類や鹿カレーなどの発送準備も手伝ってくれました(上写真参照)。
参加者からの感想を一部紹介します:
「まず、鹿肉ジビエカレーを今日のお昼に食べました、お肉も美味しく、商品化までの取り組みも含め、驚かされることばかりでした。またオンラインイベントでも、ゼミやサークルに関しての様々な情報を知ることができ、これから自分がさらに多くのことを学ぶことに対して、今、とてもワクワクしています。」
「無事に配布物が届きました。 ゼミの発表で、まだ何処に行くかは分からないですが、早く自分も参加して何かしたいなと思いました。 本はわくわくして読み進めています。」
次の機会には、ぜひキャンパスで会いましょう!(山口)
水草の山を宝の山に
近年、琵琶湖の水草が過剰に繁茂し、船の航行を妨害するだけでなく、琵琶湖の環境を著しく悪化させています。私達は、この水草を有機肥料として有効利用することを目的とし、食料農業システム学科と社会学部の教員・学生と共同研究を行っています。その一環として、8月6日(木)に、北山田漁港で水揚げした直後の水草を、研究試料として提供していただきました。
ひっきりなしに漁船で運ばれてくる水草が、あっという間に山のように積み上がっていく様子を目の当たりにし、水草問題の深刻さを改めて実感しました。
私達は、この水草をゴミにするのではなく、資源として農地に戻すことによって、循環型社会の構築に貢献したいと考えています。(玉井)
漁船で運んできた水草をクレーンで吊り上げます |
あっという間に水草の山が |
学生が水草をいただいています |
安土町に行ってきました
まず、日本料理「魚石」をお伺いし、店主の瀬海悠一朗さんから、安土の魅力の発信について熱のこもったお話をお聞きしました。また、滋賀銀行安土支店と地域振興室のみなさまからは、貴重なご意見をお伺いしました。
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お店は1911年から |
お話の後は、瀬海さんに安土の町を案内してもらいました。
街の中には数カ所の湧水があり、地域のみなさんによって清潔に保たれています。また、昔は琵琶湖から西の湖を通じて、船での移動も盛んだったことから、石垣でできた水路も多く見られます。水に囲まれた町といってもいいくらいで、散策にはもってこいです。
ソーシャルディスタンスで水路を観察 |
水路があるからか、涼しく感じる |
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憩いとやすらぎのスポット足湧 |
この貴重な機会を出発点に、本学科との連携を模索し、安土町での実習や研究などを、
少しずつですが展開できたらと思っています。
坂梨