資源生物科学科(2023年度から農学科)を志望する皆さんへ⑮ ~国外研究-フルーツの香り~

 出張のため収穫後生理学研究室(Postharvest)は留守にしていますが、本研究室では収穫後の青果物の品質に関する研究を行っています。主に果実の香りについて調べています。

皆さんは何かを食べるときにその食べ物の「おいしさ」について考えたことがありますでしょうか?知っている方もいるかもしれませんが、私たちが食べ物を「おいしい」と感じるのには、その食べ物の「香り」が深く関わっています。

食べ物をおいしく感じるには、「味」、「テクスチャー」、「外観」、「色」だけではなく「香り」もとても大事です。鼻で嗅ぐ香りと口の中で感じる香りがおいしさに大きく影響します。好みもあると思いますが、「香り」は食べ物をよりおいしくするためにとても重要です。

果実は成熟するとともに香りの成分が生成されますが、中には香りを作らないものもあります。それは果実細胞の中で香りが生成される代謝系に違いがあるためです。

果物には多くの栄養が含まれていて健康を維持するために一日200g以上の摂取が推奨(日本)されていますが、現在その値は下回っているといわれています。香りに関する研究が進めば、農業だけではなく消費者の健康にも良い影響を与えることが期待できるので、卒業研究でも香りについて研究を進めています。

現在、私はアメリカ(ミシガン州立大学;MSUDepartment of Horticulture - Postharvest研究室)で果物の香りについて研究をしています。リンゴやバナナなどの果物の実験を多く行っている研究室で、楽しく仕事をしています。

MSUキャンパスはとても広く、春には桜やリンゴなどのいろんな花が咲いていて、綺麗です。キャンパスの景色を少し写真で紹介します。

Wendakoon S.K.(収穫後生理学研究室)




  MSU時計台
  MSUミュージアム
Malus(リンゴ花ー5月)
桜ー4月中旬
バラー5月上旬