塩尻研、2期生の研究「ハチミツの味」が、食文化誌Vesta134号に掲載されました。
この研究では、ハチミツの味が、何に由来するものなのかを、1)花によるもの。2)食べる前に知る情報によるもの の2つに着目して調査しました。
ハチミツの味は、花の種類によって香りが異なってくることは明らかになったのですが、実際の花の香りとの相関はみられず、花の香りがハチミツの香りに直結するわけではないことが分かりました。
ハチミツの官能試験では、ハチミツの種類によって、さっぱり感や花の香りの強さ、また糖度は同じでも甘みの強さの感じ方が異なることもわかりました。また、この官能試験では、試食前にハチミツの花の種類とgあたりの値段を提示した場合と、しなかった場合とで比較しました。結果、情報の有無によって酸味の感じ方が変わることが明らかになりました。
PS. 誌面の他、電子書籍(Amazon Kindle、auブックパス等)でも読めるそうです。
(文責:塩尻)