龍谷大学農学部には,実験農場として,主に実習に使われる牧農場と,主に調査研究に使われる堂農場があります。堂農場のほうは丘の上のキャンパスから雑木林の中を歩いておりたところにあります。雑草学研究室(三浦ゼミ,旧・農業自然史研究室)も堂農場を拠点に研究活動や地元との交流活動をおこなってきており,そのようすはこのブログでも何回か紹介してきました。たとえば…
https://ryukokuagr.blogspot.com/2018/10/blog-post_31.html
https://ryukokuagr.blogspot.com/2021/04/blog-post.html
今日は3年生を連れて,堂農場で行われている卒業研究の見学に行きました。本多君はクサネムという水田雑草の就眠運動(夜になると葉を閉じる現象)を調べています。3年生相手にレクチャーしてもらいましたが,4年生も後期にはいると,いつの間にか研究者の顔つきを見せるようになっていました。
もともと水田地帯だった堂農場のまわりは野生動植物がいっぱいです。今日はサクラのようなうすべに色の花を咲かせるサクラタデが田んぼのあぜを彩っていました。秋もしだいに深まり,植物も人も,実りの季節に向かってまっしぐら?
(雑草学研究室:三浦)