日本育種学会第146回講演会に参加しました(小野木研)

 9月19~20日に広島大学で行われた日本育種学会第146回講演会において、当研究室(生命データ科学研究室)修士1年生の木南綾子さんがポスター発表を行いました。演題名は「多形質・多環境モデルによる育種価予測に関する検証」でした。

 

品種改良の基本は、良い品種同士を交配して、より良い品種を作ることです。しかし作物の収量や品質は、遺伝子と環境双方の影響を受け、なおかつ育った環境の良さは、子供には伝わりません。そのため、環境の影響を排除し、「遺伝的に」良い品種を選ぶ必要があります。タイトルにある「育種価」とは、この遺伝的な良さを表す専門用語です。

 

現代の品種改良では、この育種価をいかに正確に予測するかが重要になります。正確に予測できれば、栽培や評価を省略するなどして、品種改良をより効率よく行うことができるようになります。木南さんは、様々な種類のデータを同時に統計学的に用いることで(=多形質・多環境モデルを用いることで)、育種価の予測をより正確にできないか、そのためには、どのようなデータを用いればよいかについて検証を行いました。

 ポスター発表では、うまく答えられなかった質問も多かったようですが、引き続き勉強を重ねれば、もっと的確に答えられるようになるでしょう。卒業までに、まだ何度か挑戦して欲しいなと思います。

 

小野木

アジアオセアニア国際光合成会議 参加

 9月19日から21日の日程で、神戸で「第2回 アジアオセアニア光合成学会」が開催されました。

ちょうど、この会に先んじて、フィンランドで国際光合成会議(私は不参加)が行われておりましたので、日本の多くの光合成研究者は連続しての国際会議となりました。

この会議では、ポスター発表と口頭発表がなされ、私たちの研究も修士1年生の横江くんが発表してくれました。

アジアオセアニア地域の学会ということでオーストラリアからの参加者も多く、若かりし頃に3ヶ月ほど時間を過ごし、またそれ以降も1週間ずつくらい何度も通ったオーストラリア国立大学の関係者も多く参加していました。25年ぶりの皆さんの様子に、玉手箱を開けたようで、再会を喜び、またこれまでの研究の進展を紹介し合える良い機会となりました。

発表者の横江くんは、準備期間中は近くなるにつれ緊張している様子でしたが、いざ始まってみると一生懸命に説明しており、楽しんでいる様子でした。

発表後に話をしましたが、「外国の方と英語で話す際には、準備した紙など役に立たない」と至極真っ当なことを話していました。


20日には、セッション8の座長を務めました。植物の生産性を上げるための光合成研究を取り上げ、モデルや遺伝子組み換え、酵素、品種など様々な角度からの研究者の挑戦を紹介しました。
会議に参加すると、やっぱり、もっと発表したいなと思うようになります。彼らの目に触れるようにして、またしばらく会えなくてもちゃんと研究しているよと、アピールしたいなと思いました。
はじめの国際会議が日本の神戸であることに、横江くんは当初残念がっていましたが、日本からの参加者が多く、日本語でも説明ができることを踏まえると、デビュー戦としては良い場所だったのではと思います。次回は、英語だけで勝負する場に行きましょう。そのつもりで実験をしてくれるものと思います。
こうして少しずつ学生が育っていることを実感できるのはなんとも嬉しいものです。
(古本)


芦生の森の昆虫たちー今昔物語ー at京都府京都学 歴彩館

8月24日に、農学研究科修士2年の和泉くんが、『芦生の森の昆虫たちー今昔物語ー』の公開講演会にて、登壇しました。

他の講演者は、渡邊弘之先生(京都大学名誉教授)・加藤真先生(京都大学名誉教授)という錚々たるメンバーだったのですが、その中で、堂々と発表してくれました。

広い講演会場で、聴衆者は約150名の中で、発表だけでなく質問にも上手く答えられていて、成長したなあと感じた次第です。お疲れ様でした。

また、とても嬉しいことに、卒業生も駆けつけてくれました。(塩尻)








国際昆虫学会(ICE)京都

8月25日~30日まで、京都国際会館で、国際昆虫学会が開催されました。参加者約4000人規模の国際大会です。

そこで、龍谷大学修士2年の和泉くんが、ポスター発表をしました。英語で説明し質問にも英語で答えなければならないのですが、頑張ってやり遂げました。

度胸がついたのではないかと思います。お疲れ様!




海外農業体験実習A-タイ(後半)

 4日目午前中にカセサート大学農学部でウェルカムセレモニーがありました。農学部Sudsaisin先生からのオープニングのご挨拶の後にSaroch先生(獣医生理学博士)によるタイの畜産・農業に関する講義(英語)を受けました。ドリアンとアルコールを一緒に摂取すると危険という話は驚きました。Saroch先生は岐阜大学で博士号を取得していて、日本語も堪能です。その後、カセサート大学大学院生の案内で大学のRapee Sagarik Orchid gardenを見学し、組織培養などについて説明を受けました。

             Saroch先生による講義
             大学院生による大学案内

午後から、Talad-Thai Wholesale Marketに行きました。このマーケットは非常に広くて、熱帯の果物や野菜は数多くありました。唐辛子売り場一帯では、辛み成分が空気中に漂っているせいか、みんな咳が出たり、鼻がむずむずしたりしていました。

            市場の責任者から説明を受ける
             おいしそうなRambutanが沢山!
                   バナナ
                   唐辛子!
5日目午前中はNakhon Ratchasima地方に行き、カセサート大学のResearch Farmで畜産学に関する講義を受けました。また、pork-cookingや牛への餌やりを体験しました。昼食後、Corn and Sorghum Research Center で講義を受けました。ここでは多くの学生が2つ以上質問をして、タイでの滞在や英語でのコミュニケーションにようやく慣れてきた様子でした。その後、Sweet cornを育てている農場にも行き、さらに活発な質疑応答が行われました。

             畜産に関する講義
              料理体験
             牛に餌やり体験
            Corn/Sorghumに関する講義

熱心に質問する様子①

熱心に質問する様子②

6日目午前中は発表の確認や準備など、午後から3グループの発表が行われました。初めての英語による発表は緊張もあったと思いますが、質疑応答にも対応して、無事に終わりました。


            「ココナツシュガー」チームの発表
             「お米」チームの発表
             「タイのMeal Type」チームの発表

夕方はタイでの最後の夕食です。Montaさんがタイスキ(タイ風しゃぶしゃぶ)の店に連れて行ってくださいました。KU Homeに帰った後、みんなでKU Home前で最後の写真を取りました。この運転手さんと車にも大変お世話になりました!

7日目 台風が日本に上陸することが予測され、その心配もあったので、少し早めの出発時間(朝4時)に変更し、バンコクSuvarnabhumi空港へ向かいました。結果としては、台風の影響はなく、無事に予定通り朝8:25にバンコクを出発し、15:55に日本へ到着しました。

全体を通して
カセサート大学の引率者であるMontaさんが常に英語で丁寧に説明してくださったおかげで、現地の方と細かい内容までスムーズに会話ができたと思います。車による移動も快適で、参加者全員が体調を壊すこともなく、無事に実習が終わりました。
最初、学生達は英語で質問するのを少しためらっていましたが、質問をする時の「コツ」などを改めて説明し理解すると、後半からは自ら英語で質問するようになりました。特にコーンリサーチセンターでの講義では熱心に3つぐらい質問した学生もいました。英語が壁になっているよりも、話しを聞いて直ぐに質問するという質疑応答に慣れていなかったことが壁だったように思います。この実習で学んだこと今後の勉学などで活かしてほしいです。
カセサート大学の教員の皆様、Monta様、KU学生の皆様、KU Homeの皆様、
ありがとうございました!
(ウェンダコーンS.K.)